賃貸借契約を更新して同じ賃貸物件に住み続ける場合、更新料の支払いを求められるケースがあります。
もしも支出を抑えたいからとの理由で更新料の支払いを拒否すると、借主はどうなるのでしょうか。
今回は、更新料とは何かについてと賃貸借契約の流れ、更新料の支払いを拒否した場合に想定される事例を解説します。
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賃貸物件における更新料とは
更新料とは、賃貸物件の大家さんに対して支払う手数料のことです。
賃貸物件で住む際は毎月家賃を支払いますが、このなかに更新料は含まれていません。
更新料には賃貸借契約の更新手続きをおこなう大家さんへの手間賃とする考え方がある一方、実際は大家さんの一時収入としての意味合いが強いです。
更新料の相場は需要の高さと関係があり、賃貸需要が高いエリアで人気を集める賃貸物件の場合は家賃2か月相当あるいはそれ以上の価格になるケースもあります。
その一方で更新料を求めないエリアや家賃0.5~1か月分の金額を更新料として徴収するなど、更新料の支払い基準は地域ごとに異なるのが特徴です。
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賃貸借契約の更新に必要な流れとは
賃貸借契約は通常、2年に一度更新されます。
実際の賃貸借契約の流れとしては、まず更新期間の約1~3か月前を目途に大家さんから更新案内書などが郵送され、更新するかどうか意思確認がおこなわれます。
賃貸物件に継続して住みたい場合は、更新契約書および書面にて指定された書類を準備して署名と捺印をして、期日までに返送しましょう。
賃貸借契約に必要な書類をすべて送ったら、更新料など費用を振り込んで契約更新の手続きは終了です。
なお、賃貸借契約の満了を迎える日から1か月を切ってもなお契約更新に関する書類が届かない場合は、大家さんに連絡して確認しましょう。
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賃貸借契約に必要な更新料を支払わないとどうなるのか
賃貸借契約更新のタイミングで更新料を支払わない場合、契約書の内容次第でどうなるのかが変わります。
更新料に関する事柄が明記されていないなら、借主は支払いを拒否しても問題ありません。
一方で契約書に更新料に関する事柄が明記されている場合、借主は大家さんから賃貸借契約を解除される恐れがあります。
もし契約解除が成立すると借主は強制退去処分となり、住まいを失うことになるのです。
賃貸借契約を更新したいと考えているなら事前に契約書に目をとおし、更新料について明記されているか確認することをおすすめします。
強制退去を回避するためにも、期日を迎えるまでに支払いを済ませましょう。
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まとめ
賃貸物件における更新料とは、手数料として大家さんに支払う費用のことです。
賃貸借契約は2年に一度、更新期間の前に届く更新通知と必要書類を大家さんに提出すれば手続きできます。
契約書に明記されているにも関わらず更新料を支払わないと強制退去になる恐れがあるため、契約書は事前に確認しておきましょう。
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