賃貸物件は毎月一定の家賃を支払って入居するタイプの住宅ですが、それ以外にも初期費用の支払いが必要な場合があります。
入居を決めてから予定外の出費で混乱しないためには、あらかじめ必要な初期費用やその金額について調べておくことが大切です。
今回は賃貸物件契約を考えている方に向けて、入居する際に支払う3つの手数料、敷金、礼金、仲介手数料について解説します。
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賃貸物件の初期費用その①：敷金
敷金とは、賃貸物件の入居時に大家さんや管理会社に預けておくお金のことです。
預けた敷金は、未払賃料の補填や、入居中に発生した汚損や毀損の修繕負担義務を果たすために使用されます。
そのため、家賃の滞納や原状回復が必要な破損・汚れなどが発生しなかった場合は、退去時にそのまま返金されます。
ただし一部の地域では「敷引」の名称で、一定金額を無条件で差し引く契約になっている場合もあるので注意が必要です。
敷金の相場は最大で家賃の2か月分程度ですが、近年は敷金ゼロをアピールポイントにしている物件も存在します。
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賃貸物件の初期費用その②：礼金
礼金とは、賃貸物件に入居させてもらった感謝の気持ちとして、大家さんに対して支払うお礼のお金のことです。
特定の用途のために預けておく敷金と異なりお礼の気持ちとして支払うので、退去時に返金されることはありません。
礼金の相場も敷金と同様に、最大で家賃の2か月分程度です。
敷金同様に礼金ゼロの物件も増えていますが、そういったケースでは空室を埋めたい理由があったり、特約が設けられていたりする場合があります。
初期費用の金額だけに注目せず、長期的な視点で自身にとって得になるかどうかをしっかり判断するようにしましょう。
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賃貸物件の初期費用その③：仲介手数料
仲介手数料とは、不動産会社のような仲介業者を利用して賃貸物件に入居した際に、成功報酬として支払うお金のことです。
こちらも礼金と同様に返金されることはありませんが、成功報酬なので最終的に入居しなかった場合の支払いは不要です。
不動産会社などを介せず直接賃貸物件に入居した場合も支払う必要はありませんが、その場合は入居審査をはじめとする手続きの負担が増える可能性があります。
仲介手数料の金額は、「家賃一か月分 + 消費税」が上限として定められており、多くの不動産会社では上限そのままの金額を設定しています。
そのため、上限の金額が実質的な相場と考えて良いでしょう。
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まとめ
賃貸物件の入居時に支払おもな初期費用には、敷金、礼金、仲介手数料の3つがあり、それぞれ用途や返金の有無、相場が異なります。
近年は敷金・礼金ゼロをアピールポイントにしている物件も増えており、そういった物件を選べば初期費用を節約することが可能です。
ただし、そういった物件ではメリットに相応するデメリットがあるケースも多いので、入居を決める前に契約書などをしっかり確認しておきましょう。
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